老麺とは?
日本最大級のラーメン店舗団体「老麺会」が福島県の喜多方市にあります。ラーメン店は市内に約100軒ほどあり、人口当たりの店舗数は日本一といわれています。以前、喜多方へ行き「蔵の町喜多方老麺会」の「のぼり」が店舗入り口に掲げられたお店に入り、喜多方ラーメンを食べました。スープはあっさり、麺はつるつる感とややモチモチ感があります。
と、ここで喜多方ラーメンの食レポではありません。
老麺会の「老麺」の意味が気になりいろいろと深掘り解説をしようと思います。そもそも「老麺」とはどんな意味か? 調べてみると、「老麺」は「老(時間が経った)」「麺(生地)」の意味でした。饅頭(まんじゅう)の皮などに使ったりする「熟成された生地」全般を指します。使用するたびに少量を残して種として取って置き、種に粉と水を足してつないでいくのだそうです。
では、具体的にどのような製法なのか、ChatGPTで調べてみました。
老麺製法とは?
「発酵させた中華麺の生地を次回の製麺時に一部再利用する」伝統的な製法です。パン作りにおける「サワー種」や「中種法」に似ており、次のような特徴があります。
- 特徴1 乳酸菌・酵母の発酵により、麺に風味、香り、コシを与える
- 特徴2 生地の熟成により、伸展性・保水性・粘弾性が向上する
- 特徴3 pHの低下により、グルテンの引き締め、麺の劣化を防ぐ
このように「老麺で仕込んだ麺は、香り高く、コシとしなやかさを兼ね備え、ゆで伸びにくい」とされています。ここで、老麺製法を忠実に再現するためにChatGPTに質問しレシピの回答を得ました。
ステップ①老麺を作る(1回目の製麺)
材料:
強力粉(500g)
カンスイ (粉に対し1.5%)7.5g
塩 (粉に対して1%)約5g
水 約170cc(加水率34%)
工程:
1.全材料を混ぜて、ぼろぼろ状態にする(手ごねまたはミキサー)
2.麺帯にして折りたたみ➡伸ばす作業を繰り返す
3.麺にしてカット(この麺は食べられるが、目的は老麺の確保)
4.残った生地の一部(100g程度)をビニール袋に入れ、冷蔵庫で3~5日熟成
ステップ②老麺を使って製麺する(2回目)
材料:
- 強力粉 400g
- 老麺 (ステップ①で保存しておいたもの) 100g
- カンスイ 1.5%(7.5g)
- 塩 1%(5g)
- 水 約150cc(加水率30%)、老麺分の水分含むと35%程度)
手順:
1.老麺と水分(塩・カンスイを溶かしたもの)をよく混ぜる
2.粉に加えて練る(多少硬め)
3.ビニール袋やラップで包んで常温で1~2時間寝せる
4.麺帯をパスタマシンや製麺機で徐々に伸ばす
5.麺切し、打ち粉をして冷蔵保存
以上、かなり詳細な麺づくりの方法を知ることができました。今後の麺づくりの参考にしたいと思います。